近代日本画の巨匠・富岡鉄斎は石上神宮の少宮司や大鳥神社の大宮司を任めた 後、明治21年から明治26まで車折神社の宮司を任めた。 そのため当神社には鉄斎の作品が多数(約百余点)伝わり、それらを財団法人 車軒文庫が管理している。 また、境内には鉄斎の筆によるものとして裏参道入口の社号標や本殿の扁額、 表参道脇の車折神社碑があり、さらに鉄斎が生前に用いた筆を2000本以上 納めた筆塚も存在する。